創業時に初めてお金を借りるときに、自己資金とすでに行っている借入の状況確認が重要です。
日本政策金融公庫の融資制度を創業時に利用する場合は、提出する資料の中に創業計画書があります。
計画書には自己資金や、既に行っている借入状況を記載する欄があります。
借入状況については、事業用借入の他に住宅ローンなど含まれますが、キャッシングやカードローンの残高が残っている場合にもそれらの情報を記入します。
キャッシングやカードローンは金額が少なくても正確に申告しておきましょう。
公庫で審査するときには、個人の借入状況も確認されるので、記載漏れがあると故意に記入しなかったのではと疑われることもあり、無駄に信用を無くさないよいうにしましょう。
また、キャッシングやカードローンが多額にある場合は融資が難しくなります。
例えば、自己資金が100万円であり、キャッシングなどが100万円あると、自己資金はないのと同じと判断されてしまいます。
自己資金を準備してきたと言っても借りてきただけではと思われます。
貸したお金は、返済原資になるのではとも思われます。
キャッシングやカードローンの理由
キャッシングやカードローンがある場合は、お金が必要になった理由が説明できれば融資に影響しない可能性はありますが、経験上100万円を上回ると融資は難しいです。
金額がわずかな額であっても返済してから融資の申し込みを行ったほうがいいです。
使い道みちについては、事業資金や投機には利用していないことも説明の必要があります。
そもそもキャッシングなどで事業資金に使っている時点で、計画性がないのではと思われます。
また、返済遅延など無いかも確認しておきましょう。
黙っていれば分からないと思われるかもしれませんが、しっかり調べられます。
創業時に計画性があるか疑われる
創業融資を受けると、5年や10年と長期間かけて返済しますが、長期間こつこつ返済できるのかも確認されます。
もしキャッシングなど多額にあるのであれば、その返済を計画的に返済していることも証明できるようにしましょう。
起業の計画は焦りすぎるのもよくないです。
お金のため方で、計画性や考え方、起業の情熱度合いをみられます。
融資目的を誤解させないように
キャッシングやカードローンなど返済できるもの、融資を申し込む際の自身の状況で是正できるものは直してから申し込みましょう。
融資は事業目的で金融機関が行うことですが、借りる側からすると借りてしまえば何にでも使えると思うかもしおれませんが、貸す側の立場からすると事業とプライベートを区別して、融資したお金は事業に使ってもらえることを望んでいます。
借りる側の融資を受ける目的と、貸す側の融資目的が一致しなければ融資は成功しないので、融資目的を誤解させないように、必要な是正や説明を積極的にできるようにしましょう。
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【編集後記】
今日は、午前に創業融資のコンサル 1件、
午後は仕事で外出、田植えの準備で水が張られた水田、キレイに青空と雲が映っていました。
【昨日の1日1新】
マインドマップ(Xmind)で資料説明
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