創業の準備を進めているときに、思うように進まないことがよくあります。
全ての準備を完璧にしたのに営業許可に時間がかかったり、共同経営者と方向性が違ってきたり、資金が全然たりなかったり、ケガや病気で動けなかったり、思わぬトラブルがありますが、後になってあの頃は楽しかったと言う方が多いです。
今、トラブルが続いている人は、うまくいかない原因がわかっていれば、楽しむことも意識してみましょう。
スタートライン(営業開始日)を自分で決める
「営業開始日を自分で決める」という軸を持つことが大切です。
うまくやっている人を見ると、融資をいつまでに受けたいとか、貸店舗にいつまでに入りたいとか、多少無理なことがあってもハッキリ相手に伝えて、融通できる方法を探して対処しているように見えます。
軸の持ち方で受け身に物事を進めるのか、自ら切り開いて行くかで、物事の進み方にも差が出てきます。
頭の中でわかっているようで、イメージできていないものがスケジュール感です。
簡単な表でもいいので、スケジュールをアウトプットしてみましょう。
創業できないリスクはないか
思わぬところで邪魔が入らないか注意も必要です。
例えば、自身が結んでいる契約関係の棚卸をしてみて何か引っかかる条項はないか確認しておく方がよいでしょう。
現状、良好な関係である人でも競合関係になるとなれば、何か行動を起こされる可能性もあります。
特に人の感情部分は難しいです。
論理的に考えてデメリットのなるようなことはしないだろうと思っていても、感情をぶつけてこられる場合もあります。
できるだけ根回し、業界の慣習に従ったり、味方になるのは誰なのかなど客観的に考えてみましょう。
許認可や免許関係も忘れていたり、時間がかかってしまうこともあるので注意が必要です。
完璧を求めすぎない
不完全でも創業して走りだすことも大切です。
お店の内装、ホームページなどいろいろとこだわりたい所はありますが、熱量のバランスを取ることも大切です。
自分が得意とすることは、無意識にそこに熱量がかかりすぎる傾向があります。
時間軸で、「経営」の時間がどれくらい取れているのか見直してみるのもいいかもしれません。
プロトタイプ(試作品)でもいいので、走らせながら修正していきましょう。
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【編集後記】
今日の午前中はお客様と面談、午後は決算準備など。
【昨日の1日1新】
次期税理士法改正に関する答申資料
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